とんとこさんが爆誕した日。それはコスモス咲き乱れる優しい風が吹いていた過ごしやすい季節だったと、亡くなった母からよく聞かされていた。
しかし、50年以上たったここ数年の誕生日。生まれてきたことに感謝する事もロウソクが立つケーキにワクワクする気持ちも皆無。毎年汗ダラダラになりながら過ごし、脱水や熱中症になったらどうしようとヒヤヒヤしながら誕生月を迎えている。
50年という年月は地球の環境を変貌させ、私の体調も容姿も変貌させた。
人生100年時代の前半の後半で経年劣化がどーんと顕著になり、人生100年時代の後半の前半でめまいがデフォルト仕様となってしまった私。
そんな私の人生を回想してみようと思い立つ。コスモス咲き乱れる素敵な季節に生まれたオンナの回想録。名もなきオンナの回想録。
私は自分で家族を作らなかったので、自分の足跡を次の誰かに託すことはできない。それは自ら選んだ道なので何の後悔もしていないけど、でもちょっとだけ「ワタシ生きてましたぁぁぁ!」みたいな叫びは残しておきたいと思い始めた。
すべては歳のせいかなあ・・・
名もなきオンナにもかかわらず、ゼロ歳から振り返ってみようと思う。記憶、呼び起せる限りノンフィクションで。でも身バレしそうな感じの話しは少しだけ脚色して。
とんとこ誕生
3200g
午前9時30分(ごろ)
首にへその緒をグルグル巻きにして登場
そんな状態で1969年に生まれ立った私。完全母乳で育てられたので「すっごい丈夫!」と言われていたけど、そんなもんは更年期が来たらすべて崩壊する。いくら完全母乳で育てられようとも、更に年を取る期間には抗えない。
かわいいと評判の赤ちゃんだった。病室に入れ代わりたち代わり色んな人達(赤の他人)が訪れ、
なんなら調理室のおばちゃんまでうわさを聞きつけ、休憩中に見に来たそうだ。
情報収集ツールのない時代に、人のうわさだけでワンサカとあちこちから人寄せしたかわいい赤ちゃん。それが私だ。母がよく自慢していた。滅菌も殺菌も個人情報保護の観点もない昭和40年代。私の人生は、この雑菌まみれの病室からスタートした。
1969年の主なニュース
- アポロ11号が人類初の月着陸に成功
- 東名高速道路全線開通
- 日産自動車が「フェアレディZ」を発売
- 日本銀行が五百円札を発行
この年に生まれた私にとって、この情報は全く知る由もないところ。歴史の一部だ。ただアポロ11号の件については、母が「大きなお腹で洗濯物をたたみながら、アポロ11号が月に着陸する映像をみた」という話を、「アンタが生まれた年はこんな年で、生まれる前のおかあさんはこうやってアンタを待っていた」という風に、思い出話で幾度となく聞かされた。
だから「アポロ」という言葉の響きが好きだった
そしてアポロチョコも大好きだった
1969年生まれの著名人
- 福山雅治
- 石田ゆり子
- 北村一輝
- 吉田栄作
- EXILEのHIRO
and more
著名人列挙すると、まだまだ現役バリバリでお仕事している年齢だが、私は一般人でひーこらと悲鳴を上げながら人生を折り返している。到底誰の足元にも及ばない。生まれた時は全員横並びで人生スタートしたはずなのに、行く道とたどり着いた先が違うと、まるで別世代になったような自分が今ここにいる。
だからといって私の人生も捨てたもんじゃない。それでも「私のような人生」がアナタの目の前に落ちていたら、決して拾うんじゃないぞと申し上げるけどな。
決して拾ってはいけない、あるオンナの半生記のスタート
100年時代の折り返し地点。 息切れしながらも、私は私のためにこの回想録を書き殴ることにした。 おぎゃあとこの世の片隅に生まれた名もなきオンナが、デジタル世界の底でもがき始めた。
私の足跡を辿っても、宝物なんて一つも落ちていない。 ナニコレ?と仮にアナタが興味を持って拾ったとしても、めまいと更年期の要らぬオプションを付けられて見せつけられるだけのブログだ。 毒にも薬にもならない、けれど確実にここに存在した「とんとこ」の記録。
やだアタシよりひどい人生の人がいるー♪と、思ってもらえれば本望だ。
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