貧血@異食症(氷食症)

貧血

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異食症。それは栄養価のないものを無性に食べたくなる症状。私の場合は氷でした。最初は別の原因で氷をむさぼり食っていたと思っていたんです。氷を食べ始めたのには明確な意思がありました。「食べる!」と思って手を出したんです。舌痛症で口の中の熱感が非常に辛かったので、最初はその熱感をクールダウンさせるための行動でした。

と、いうのが氷を口の中に放り込んだ最初のきっかけ。理由かな。

それがいつの間にか「氷をじんわり口の中で解かす」から「氷を口に含んだ途端にガリガリかみ砕かないと落ち着かない」「氷食べたい」と移行していき、最終的に製氷機の生産量が私に追い付かなくなり、コンビニで氷を買うという事態にまで陥っていました。

おいおい、どこいった舌痛症よ・・もう最初に舌痛症のために「食べる!」と決意した私は消え去り、確実に違う何かに支配されて、氷をガリガリ噛んでいるんです。貧血です。ガリガリと氷をかみ砕く理由。私の場合は貧血。

鉄の値が薄くなるって本当に恐ろしいですねぇ。

氷をむさぼること約2年

自分がヘンなオンナだとも、もしかしたら病気かもしれないなどと、一切の疑問を抱くことなくひたすら食べて(噛んで)いました。単純計算だと、私は1時間に約120個もの氷を食べて(噛んで)いることになるんです。

舌痛症だからという理由があっても、ちとおかしな数字ですよね?

氷30個を15分で完食する異常さは正常の範囲内・・というか、その時の私はそれが正常の対処療法だと思ってました。なにせ熱感を取りのぞかないと口腔内が辛かったから。そんな風に自分なりの理由があると、自分を俯瞰してみるという事はできないんですね。

貧血になると口の中が炎症を起こすともいわれているので、舌痛症の痛みの中に貧血からくる痛みも混ざってひどくなっていたのかもしれません。

だかしかし、2024年現在も口の中の痛みは続行中。貧血は正常値ですよ。ヘモグロビン13.2。値はガンガンに元気です。でもまだ舌痛症は続く。これは一生ものなんだろうなと、舌痛症に関しては覚悟しております。明らかに口の痛みは貧血とは別次元の何かです。でも今は氷を含んで痛みを緩和しようなどという思いは皆無です。やはり氷食症は貧血から起こっていたと考えます。

今は夏場でも温かいお飲み物が大好きな50代となり、氷にほぼ触れることなく日々老いております。

異様に氷を摂取したい気持ちは貧血を疑ってもいいかも

私の貧血は子宮筋腫由来のものでした。

医者
医者

ちょっと貧血の数値が下がってるけど、女性は月経があるからこの程度の数値は心配しなくてもいいかな。

医者がそう言うんですもの。そりゃあ「心配しなくていい」の言葉に従いますよね。

ですが、私の大きくなった子宮筋腫は医者の責任でも誤診でも何でもありません。腹の中でぱんっっぱんのでっかい子宮筋腫に育て上げたのは私本人です。自己責任です。

でも年に一度、きちんと定期的に健診を受けていれば、もっと早い段階で貧血も子宮筋腫も見つかっていたはずで、氷をガリガリ貪り食らう前に鉄剤を処方されるか、子宮筋腫の治療をなんらかされていたはず。でもメンドくさかったの健康診断・・・。

40代半ばで健康診断を打ち切った時「自称健康体」だったので、もう「健康診断なんぞ受けなくてもよい!」一択な脳内でした。これが氷を貪り食らうという異食症(氷食症)を招いてしまいました。

2024年9月現在、ヘモグロビンは13.2
子宮筋腫でジリ貧だったヘモグロビンは7.3

人体においてこの差は大きいです。

貧血ホルダーすべての人に氷食症が出現するとは限りません。でもさしたる理由もなく、気が付けば氷をガリガリ食べているとか、氷を食べたくてたまらないと思う方がいれば、自分が貧血かもしれないと疑ってみることをお勧めします。確実に健康も人生も変わります。

クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」を飲む

皆さんは鉄剤の副作用、怖いですか?

私は「副作用出たら嫌だなあ」とは思いましたが、副作用が出たとしても「飲み続ける!」と腹をくくって服薬しました。飲んだことのない鉄剤でも、その恐ろしい副作用は何となく知っていたんですよ。おまけに鉄剤を飲んでる(飲んでいた)友人らが、聞いてもいないのにわざわざ言ってくるんです。

だけど私は鉄剤を拒否できない。なぜなら手術が控えているから。

そんな私に、みんな嬉々として、LINEやら電話やらで「鉄剤の副作用体験談」を伝えてきました。

ムカムカするよ
超絶便秘になるよ
私は吐いた
などなどなどなど

いらん世話ですよ、まったくもって。確かに「鉄剤(スペース)」と入力すると

鉄剤 副作用
鉄剤 お茶
鉄剤 一覧
鉄剤 薬
鉄剤 注射
鉄剤 種類
鉄剤 吐き気
鉄剤 便秘
などなどなどなど

と続きます。きっと鉄剤を飲まなければならなくなった人達や、処方されるかもしれない人達の検索ですよね。胸の内が出ています。

でもね、貧血は鉄剤飲まなきゃ終わらないんです。そして私の場合は、子宮筋腫を治療しないと終わらないんです貧血。

執刀医
執刀医

貧血のままで手術すると合併症のリスクが大幅アップするし、手術の最中の出血で更に貧血になるし、なによりもまず身体に酸素が回らないわよね。あ、キズも治りにくいからね。

私のように、手術が待ち構えていない人でも貧血治療は必要ですからね。副作用が怖くても(アナフィラキシーレベルは別)医薬品の服用が必要な方は、吐き気があろうと便秘になろうと、やっぱり鉄剤はマストだと思います。

飲む前に、副作用経験談ばかりを目で追うのは控えたほうがよいかなぁ、、と。

クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」はフェロミアのジェネリック医薬品

私はクエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」を処方されました。私に副作用の恐ろしさを耳元でささやいた友人たちは、みなフェロミアを処方されておりました。

だからですかね?私、みんなが口を揃えて辛いといった副作用には巡り合いませんでした。すこーしだけ便秘気味になったくらい。悪心もなければ嘔吐もない。

それよりも貧血が招いていた諸症状がどんどん自分から消え去っていき、身体の快調度は上がっていきました。

鉄剤としか言い表したことのない鉄剤。かの有名なフェロミアという名称は知りませんでした。

嬉々として鉄剤の副作用を話してきた友人全員が「え?フェロミアじゃないの?サワイ?なにそれ」と言ってきたクエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」

フェロミアのジェネリックなんですね。あまり処方薬を飲んだことのない私には、先発医薬品も後発医薬品も、さほど変わりはございません。支払いが安くなる方がいいなー。

いまだかつて毎日服用する薬を月単位で処方されたことのない私。1か月分の薬代って一体いくらなんだろうと、会計時サイフの残高の少なさに震えておりましたが、余裕で払えたクエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」の代金。これが「theジェネリック医薬品」なんですね。

私は母から「疑って飲む薬は効かない」と言われてきたので、病院から薬が処方されたら「これで治るんだぁ♪」とウキウキしながら飲むタイプ。そんな単純脳の後押しもあってか、子宮筋腫を摘出する前でも貧血の数値は改善され、無事手術を迎えることが出来ました。

クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」は、私のおサイフにも胃腸にも優しかった。

クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」を服用した期間は約5か月

ドキドキしながら、紹介状を握りしめて大きな病院の門をくぐったのが2019年10月。その日から約5か月、クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」のお世話になりました。

手術直前まで服用すると思っていたら、手術の1か月前くらいで服用ストップ。勝手に手術するまで飲むと思っていたので、なんで手術の1か月前で服薬終了したのか、そこはいまだに謎の部分です。

貧血や手術といった、人生初ともいえる出来事をクリアしなければならなかったので、約5か月間のあいだ、一度も飲み忘れることなく鉄剤を服用しました。

今現在の私は、なにか疾患を抱えているというわけでもないので、薬を毎日飲むという状況ではありません。でも年齢が年齢なので、もう少ししたらコレステロールや糖尿病やら、なにかしら指摘を受けて飲む日が訪れるんだろうなとビクビクしております。

もしその日が来たら、毎日忘れず飲めるかなー・・

現在、氷を多大に食べ続けているみなさんへ

氷を食べたい欲求を抑えられないそこのアナタ。なんで無意識に氷をガリガリ食べてるんだろうと不思議に思っているそこのアナタ。

貧血に気が付いていない、もしくは血液検査したことがないなどという状態であれば、一度きちんと自分の値を確認しましょう。

貧血だと気が付いているのに「体質だし」と自分を放置しているそこのアナタ。ぜひお医者さんにご相談を。体中に酸素が行き渡る身体って無敵です。

氷って氷じゃん?解けたら水じゃん?たくさん食べたからって害になるとかないでしょ?いえいえ、そうではないんです。歯を痛めます。顎も痛めます。そこに何らかの疾患が隠れている場合も十分にございます。

異食症に限らず、自分で自分にクエスチョンが付くようなことがあれば即改善しないとダメなんですよ。今回のクエスチョンは異食症(氷食症)の事になりますが、なにごとも正常の範囲をこえたら要注意。

氷はバカ食いしてはダメ
そして鉄分は私たちの強い味方です

以上、50代の後半戦をのたうち回りながら日々老いていっているおばちゃんの氷食症回想でした。

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